理事長挨拶

Message

日本小児科学会東海地方会理事長
名古屋市立大学大学院医学研究科新生児・小児医学分野・教授

齋藤伸治

日本小児科学会東海地方会の皆様に待望のホームページをお届けできることを嬉しく思います。長い歴史を誇る日本小児科学会東海地方会は年に3回の地方会を東海地区6大学の持ち回りで開催してきました。そして、事務局は名古屋大学小児科に設置され、事務作業を担っていただいています。地方会の開催案内や抄録の配布、演題募集などのためにホームページがあった方が良いと長年にわたり議論されてきましたが、ようやく形となりました。今回のホームページ作成にご尽力された事務局長の名古屋大学小児科・加藤太一先生に会員に代わり感謝したいと思います。
今後は、このホームページを通して、年会費のご案内、地方会の開催案内および抄録のダウンロードなどができるように予定しています。会員の皆様の利便性が向上することを期待しています。

今回ホームページが実現した背景には、2024年度からの年会費の値上げが関連しています。2020年から2023年にかけてのCOVID-19パンデミックの間に日本小児科学会東海地方会はオンライン開催を経て、ハイブリッド形式での開催が定着いたしました。会員アンケートにおいてもオンライン併用への期待は高く、理事会・幹事会において、今後もハイブリッド形式での開催を継続することが決定されました。しかし、ハイブリッド形式で開催するためには、1回につき50万円ほどの費用がかかり、これまでの会費での運営は困難です。そのために、会費値上げを議論する中で、日本小児科学会東海地方会の運営全般についての見直しが議論されました。その中で、長年の懸案であったホームページを作成することで、抄録集や各種案内の郵送をメールベースに変更することや連絡事項のホームページへの掲載などに取り組むことが決定いたしました。COVID-19パンデミックは大きな試練でしたが、その中から私たちの日本小児科学会東海地方会も新しい形での再出発になったのではと思います。

私たち日本小児科学会東海地方会は全国でも珍しく、愛知県・岐阜県・三重県の3県合同の地方会です。東海地区での小児医療は3つの県が深く関係して発展してきています。新しいホームページの完成をきっかけとして、日本小児科学会東海地方会が東海地区はもとより我が国の小児医療の発展に寄与することができればと願っています。